日記

石鹸のお話

こんにちは。

休みとなると土をいじりたくなる…植木屋さんに憧れる美容師・田中です。

GWも終わり、外は車の量も増えましたね。

全国的にまだまだ目標水準に達しないものの、大分では新規感染者0が続いているようです。

分散登校がスタートしつつあります。

準備は抜かりなくしておきたいですね。

 

大きめバッグが流行る中、私はいつも小さめバッグを持ち歩きます。

両手が空くからです。便利さ第一。

その限られたスペースの中にいつも入っているのが、この小さな容器。

中身はシャンプーです。

外で頭を洗うのではなく、用途は手を洗うためです。

外出した際、大きな商業施設では手洗いに困らないですが、水は出るけど石鹸はないという場所もあります。

固形石鹸を置いてあるところもありますが、申し訳ないのですがあまり好きではないので、そんな時に手持ちのシャンプーを使用します。

このシャンプー、実はお店であまり使わなくなった種類なので個人で買い取ったものです。

ハンドソープや、ボディソープを入れていることもありますが、なぜシャンプーで落ち着いたかというと、肌と環境に刺激が少ないからです。(市販シャンプーの場合はベビーシャンプーなら安心かな)

石油由来の界面活性剤は皮膚刺激が強く環境汚染にもつながるので、普段から使用しません。

シャンプーだけでなく、ハンドソープ、ボディソープ、洗剤、歯磨き粉、様々な日用品に使用されています。

肌に直接触れるものばかり。

石鹸の始まりは紀元前3000年頃だとか。

シュメール民族という民族が使っていた粘土版が始まりとされているのだそうです。

紀元前2000年頃には衣服や体を洗い清めるために、灰汁とソーダが使われ、

紀元前1000年頃、古代ローマには『汚れを落とす不思議な土』が大切に扱われていたとか。

この『不思議な土』はサプルの丘という丘の土で、その丘では羊を焼いて髪に捧げるという風習があったのだそうです。

滴り落ちた羊の油と木の灰が蓄積されて、天然の石鹸ができたのだろうとされています。

汚れを落とすサプルの丘の土→SOAP(ソープ)となったそうです。

面白いですね。

 

日本でも灰汁や米のとぎ汁などで汚れを落としていたそうです。

16世紀にポルトガルから、17世紀に明(中国)から石鹸が入ってきたそうです。

ポルトガルでは石鹸のことを「シャボン」と呼んでいたそうです。

昭和初期にドイツが天然成分から硫酸系界面活性剤を合成し、その技術をもとに石油から合成された界面活性剤が出来上がり、大量生産が可能になり、洗濯機の発明と共に石油由来の界面活性剤は加速度的に広まったようです。

画期的な発明の裏には強い皮膚刺激が隠れており、誤飲で死に至ったケースも起こったそうです。(庵島事件

研究者の方々が皮膚刺激を訴え、成分の組み合わせを変え、開発を重ね、「この成分は危ない」と訴えかけるも、便利なので使われ続けてきた硫酸系界面活性剤。

皮膚から侵入する毒素・経費毒。とも言われます。

アレルギーや発がん性、老化の原因と言われています。

 

泡立ち豊かで便利な硫酸系界面活性剤、シャンプーにも配合されました。

油をはぎ取る力の強い界面活性剤です。髪や頭皮に良いはずはないのですが、豊かな泡立ちが「良く」見え、指通りを良くするために植物油やシリコンが必要以上に配合され、髪に変に残ってしまい、シリコンは「悪者」にされてしまいます。

 

シャンプーをはじめ、洗うものに必要なの「傷つけないように洗うこと」です。

ご家庭の日用品、ひっくり返して成分を調べてみると、面白いかもしれません。

知らない方が幸せかもしれない。

でも、知っていてあえて選ぶのと知らなかったのとでは、後悔が違うと思います。

お酒やたばこがいい例かなと。

「市販シャンプーを使うな」と強く言うものではありません。

ですがその危険性を訴える立場にあります。

コロナの影響で経済破綻。家計も苦しくなった方が多いと思います。

ウチも同じ、一般消費者ですので、時には「質より安さ」で選ぶこともあります。

便利に発展した今の世の中、化学製品をすべて避けることなどできません。

ですが、日用品で知らずに肌や髪を傷つけ、それにより心が傷つき、その傷を癒すために高い化粧品やトリートメントを使う…

なんだか矛盾を感じませんか?

 

土曜日の予約は人気です。

平日はゆっくりしています。

語りスイッチが入ると長くなりますが、濃い話にご興味のある方はぜひ(笑)

 

大分市牧にある美容室attra hair designは、女性オーナーがマンツーマンで施術するプライベートサロンです。丁寧に時間を掛けたカウンセリング、理想を叶える高い技術でお客様の要望にお応えします。変わりたい、似合うスタイルを知りたい、なんとなく上手くいかないそんな髪の悩みを抱えた方がなんでも相談できる美容室です。ぜひお気軽にご来店ください。

店舗名 attra hair design(アトラヘアデザイン)
代表 田中 陽子
TEL 097-558-1311
所在地 〒870-0924
大分県大分市牧2-17-5 牧ロイヤルプラザ105
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休
駐車場 有り(2台)

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